人事の課題:短期間で解決できるもの???
- 社労士つつみ

- 2020年2月17日
- 読了時間: 2分
人事管理についての本を読みました。
社労士の試験勉強ばかりに多くの時間を費やし、人事管理一般についての本を読む機会が極端に少なかったので、「企業の人事担当者として恥ずかしい」との自戒の念を込めて。
今野浩一郎・佐藤博樹 著 『人事管理入門』 日本経済新聞社
読後感を書きます(社労士試験とは関係ありません)。
会社で人事労務を担当しているにも関わらず、このような本をほとんど読んだことがなかった私。今回の読書で、はっとさせられたことを以下に書きます。
2002年頃に出版された本でしたので、今から約20年以上前の人事課題が説明されていました。
・採用の多様化(インターネット媒体等)
・非正規雇用の問題(短時間労働者・派遣・請負 他)
・地域限定正社員
・60歳以降の雇用の確保
・自己申告制度、社内募集制度
・職能資格制度の強みと弱み(職務分類制度との対比)
・成果主義と能力評価(潜在の能力・発揮された能力)
・配置と異動:企業内擬似労働制度(日本の会社員のキャリアの幅は狭いのか)
などなど、どれを取ってみても、最近でも普通に見受けられるキーワードが並んでいました。
裏を返せば、20年経っても、これらの特効薬は見つかっていないのです。各企業が試行錯誤を繰り返しながら、手探りで自社に適した仕組みを模索する努力が続いていることの証左だと言えるのではないでしょうか?
会社で働いていると、すぐに成果を求められることが多く、その上せっかちな私は、すぐに答えが見えないとイライラしてしまうこともあります。
「まだそれやってるの?」「前も聞いた、それ」「遅いなコイツ、アホか」
でも、この本を読むことで、「人事労務系の課題は、時間をかけ、試行錯誤を繰り返しながら解決をめざすべきものなのだ」と再認識することができました。
以上が、せっかちな私の読後感です。
受験生各位が合格し、社労士として人事労務系の相談を受ける際、少しでも役に立つことがあれば良いかと思って書きました。

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